国語が苦手な算数くん ~中学受験と開成生活~

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国語の逆襲⑫ 緊急対策「怪しい呪文」

3月復習テストの結果を受けて始めた2つの指導。『意味段落』と『怪しい呪文』。今回は『怪しい呪文』とは何か?について少し触れてみようと思います。

 

前回も触れたとおり、読解力を大きく分けると「本文を読む力」「設問を読む力」「問題を解く力」に分けられると思っています。今回の緊急対策で指導したのは、このうち「問題を解く力」についてです。

 

「問題を解く力」をもう少し細かく分けると、選択問題を解く力と記述問題を解く力に分けられると思います。今回の緊急対策で教えた『怪しい呪文』はそのうち選択問題について。選択問題の解法、というかコツのようなものを指導しました。

 

選択問題の大きな特徴は「出題者が正解の選択肢だけでなく不正解の選択肢も作っている」ということにあると思っています。ならば解答者は出題者がどうやって選択肢を作るかを類推することが大変役に立つはずです。

 

よく言われるのは「すべて」「例外なく」のような表現が入っている選択肢は不正解の可能性が高いということ。例外を認めないような文章・選択肢は問題に取り上げづらいのは言わずもがな。そのため出題者側はこのような表現を入れ込むだけで、簡単に不正解の選択肢を作ることができます。なので解答者側は選択肢を読むときには、そのような表現には敏感になる必要がある。まあ非常に基本的なことにはなりますが・・・。

 

算数くんに教えた呪文とは、このような選択問題のコツをまとめた語呂合わせのようなものです。もちろん素人が作った呪文なのですべての選択問題をカバーするような素晴らしいものではないのですが、少なくとも苦手意識を持っている人の意識改革くらいにはなるものと思っています。

 

 

こういったテクニックは、もっと実力がついてからでないと危険と思っていました。サピの指導内容と違うリスクもあります。しかし、現在の得点力ではさすがに厳しいと思いましたので少し時期尚早かとも思いましたけど指導いたしました。

 

前回の「意味段落への意識」も今回の「選択問題について怪しげな呪文」について即効性は低いと思いますが、意識を変えるきっかけとなればと考えています。

 

(  ̄З ̄) ブツブツ・・・

 

国語の逆襲⑬へ続く